『君は、永久就職できるか?』

はい。『過渡期ナイト』レーベル代表の死紺亭柳竹です。

男のひとは”永久就職”できるのだろうか。いままでは、そういう状態を想定しないで、社会が動いてきた気がする。だから、男は”引きこもる”。

私に言わせれば、女のひとの”社会的引きこもり”が、”永久就職”という名の『結婚』の内実だったのではないか。

”永久就職”という言葉には、なんだか人生の墓場みたいなニュアンスがある。

というか、”永久就職”をしてしまったら、リアルに連れ合いの墓場まで付き合わないといけないだろう。それって、かなりリスキーな選択だ。

だから、ひとは『離婚』する。『離婚』をしてしまうと、”永久”だと思われたものは自壊して、”就職”先がひとつなくなるわけだ。おまけに、ここには”失業保険”的なものはない。

椎名林檎さんが赤裸々に『再婚』への欲望を語ったが、それは要するに『再就職』への願望なのだろう。しかし、事態は深刻だ。

椎名林檎さんの場合は、「考えて生き抜いていく感じの女のひとだったが、実は単純に考えていないひと」だった、というのが正解な気がする。この林檎さんは、結婚のタイミングも、ホクロを取るタイミングも、バンドを組むタイミングも、全部考えてないと思う。そうでないと、一個一個のタイミングがここまで微妙で終わる訳がない、と思う。

”永久就職”という言葉はなかなか死語になってくれない。その状況は女のひとに、そして男のひとたちに取ってもなかなかしんどいものだ。

意外や意外、恋愛における”ニート”が、これからの社会のヒントかも知れない。うん、”永久”は無理だけど”ニート”ならば大丈夫な気がする。

辛うじてアカルイミライを描く『過渡期ナイト』公式ホームページは、こちらです。
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それでは、またね。失礼します。チャオ☆