『花田さんの家では、お父さんが亡くなりました。』

ね。角界のプリンス・二子山親方がお亡くなりになりました。享年55歳か。

私は相撲好きでもなければ、ワイドショー好きでも実はないので、そこよりも気にするのは享年である。私の親父と近いのである。

私が私の親父が死んだ時に『過渡期ナイト』で出したプレスは以下の通り。


29 報告
●死紺亭柳竹さん(喜劇人)2003年7月16日 18時22分40秒 E-mail: HomePage:

いつもお世話になります。
死紺亭柳竹こと松下真己です。

七月十三日の未明、父・松下和照が死亡しました。
脳出血による突然の死で、享年五十四歳でした。

鹿児島に帰郷し、ある事情により、喪主の代行をし、
通夜、本葬、納骨まで務めて、
火曜日の深夜、東京に戻りました。

人間として、いちばん大切な仕事をしたという心境です。

父の遺してくれた「運」を使うためにも、
これからも一喜劇人として、一所懸命がんばります。

過渡期ナイト」レーベルのすべての予定は、
予定の通り、行っていきます。

それでは宜しくお願い申し上げます。

平成十五年七月十六日
 死紺亭 柳竹
   こと
 松下 真己拝
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今、読み返しても、生々しい。私は「運」を使えてるだろうか。

そうやって、ヒトサマの葬式(この場合、花田家)を観ていると、自分の当時の境遇と被る部分が出てくるものだ。

例えば、「あー、俺、長男だから、喪主やったなー。」とか「あー、俺ん家では、生き別れ中のお母さんは、連絡取ったけど、遠慮してかどうか、来なかったなー。」とか。

だが、花田家に於ける花田憲子の葬式での遇され方を観ていると、私のお母さんは、いちばん正しい選択をしたように思ってしまう。やるね、母さん、さすがNHK経営委員☆

日本のイエ制度は、以前批評家の泰斗で死紺亭もずっと尊敬している関曠野氏もかつて論じたように、野蛮としてしか成立しないような気がする。

もっと言えば、西洋風の探偵が登場する殺人事件の素地は資本主義が仮にも成立している国(要するに日本型ではない社会)ではありえない気がスル。ヴァン・ダインとかさ。ま、私はいけるクチですが。こちらの方も、相当ですよ。
http://d.hatena.ne.jp/enternovel/20050530


こういうコトをおすもうさんの葬式を観ながら考える日本の私でした。

さて、すっかりアンダーコンストラクション(工事中)の作業場となった『過渡期ナイトBBS@暫定版』はコチラです。
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk

サイゴに重要なことを教えてあげよう。「結局、葬儀って言うのは、生き残った奴等のために行われるものなんだぜっ。」そういうことだ。では、チャオ☆