『満月を過ぎた夜に、追悼詩を。』

これは、きのうの話。

ワークショップの途中から、雨が降り出した。

参加者の岡部さんが、「ぼくは晴れ男なのに。」というと、同じく参加者の幸山さんが、「私は雨女です。」という。

うん、「過渡期ナイト」は、ここではレディーファーストでした。

過渡期ナイトのみんなとベンズカフェのポエトリーのスラムを見学に行く。

が、死紺亭兄さんは、みんなからのご指名を受けて、出場者となる。

結果のレポートは、こちら。

以下は「過渡期ナイト」レーベルの公認掲示板「過渡期ナイトBBS@暫定版」からの拙文の転載です。
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk


はい。
2005年5月22日は、ベンズカフェの恒例のポエトリーのスラムが開催されました。

死紺亭はワークショップとか色々な野暮用で、少し遅れての到着。

主催者の稀月真皓さんが、熱を出したということで、ピンチヒッターMCとして、若手の中の若手・マスイジュウ君が頑張ってはりました(←ほんと、マスイ君は、こんな口調を使うんだよな。)

先月のチャンピオンの太郎本人さんのステージもよかったな。高橋新吉の「留守」のリーディングとか、フリチン願望を全面に押し出した、面白いんだけど、やがて切ない詩の世界とかね。
楽家としての彼はサックスを吹いたりしています。要チェック。彼のHPは、こちらです。
http://www3.ctktv.ne.jp/~stltaro5/index.htm

さて、それでは15人の出場者によって競われた昨晩のスラムの、オーディエンスに拠って選ばれた、栄えある上位入賞者の発表です!

5位・ベンジャミンさん

この方は、最初のほうの出番で、死紺亭は見逃してしまいました。。でも、勝者発表のマイクパフォーマンスでもテンションが高かったから、面白かったんでしょう。

おめでとうございます!

4位・ミスター・ポール

この方は、アメリカの白人の方ですね。
「こんなに日本語を喋るひとが多いとは思わなかった」と言いながらも、達者な日本語MCと英語のポエトリーを聴かせて下さいました。
詩の内容は、社会批判の鋭い語り。ただ、その語りがユーモアにくるまれているんです。
ポールさんが、死紺亭のことを「きみは日本のフォークのコムロ・ヒトシに似ている」と言ってくれましたが、ポールさんこそアメリカのフォーク精神の良さを伝えてくれました。

3位・ホンダさん

一見強面なんだけど、その実、優しい詩の世界を持ったお兄さんでした。
ぼくが印象に残っているのは、「このノートには、この詩しか良いのがなかった。」という照れくさそうな独り語り。なんだかホッとしました。
ありがとう☆

2位・死紺亭柳竹

私ですね。ありがとうございます!

退院後、ほとんど初めてのリーディング復帰でしたが、自分でも驚くほどスムーズに舞台に帰れました。

内容は、亡くなった友だちの女の子への追悼詩。
ほとんど即興でしたが、場をつかむことが出来ました。
「ファックオフ、ロックオフ、ブックオフ」というラインに、そのステージの刹那さ(切なさ)は集約されていると思います。

皆さん、ありがとうございました☆

そして1位は、森本ゆふさん!

おめでとうございます。ポエム・クイーンだね。
「The Garden」という詩作品の艶やかな色っぽさが、男の勢いが強いスラムのなかで光ったんだろうね。

来月は、クイーン・モリモトのチャンピオン・ステージです。森本ゆふさんのHPは、こちらです。
http://hw001.gate01.com/outofnice/index.html

それでは、何気に賑わいを見せているベンズカフェのレポート、レポーターはもちろん「過渡期ナイト」の死紺亭柳竹(しこんてい・りゅうちく)でした!

チャオ☆
2005/05/23 15:53:11

この亡くなった友だちとは、この日記でも触れたT.S.のことだ。

長い長いベンズのポエムの宴が終わったあと、恒例のお食事会。

そこで、友だちの夏目ゆきさん(詩人)に、「死紺亭さんは、いつでも私が見るときは、追悼詩をやっている。」と案外スルドイことを言われる。

でもまぁ、それがぼくという人間が、シュールでセンチメンタルと言われる本質なので、しょうがないね。

お食事会は、とても楽しく、そして、矢張りさびしく終わって、またブルーマンデーがやってきたってワケさ。

さ、N.O.(ニュー・オーダー)を目指す諸君の集合場所は「過渡期ナイトBBS@暫定版」。当然、こちらである。
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk

それでは。取りあえず、まだ、生きているよ。やらないといけない、弔いはまだある気がスルから。ではね、また。俺のことを忘れるな☆