『夜の散歩を、しないかね。』

『夜の散歩をしないかね』と言えばRCサクセションのアルバム『シングルマン』のなかの名曲である。

それはともかく、死紺亭は、きのうスコブル楽しい、夜の散歩をした。

別名・戸山女子大学という早稲田大学文学部キャンパス前で、妹連合ニューカマーのウシさんと待ち合わせ。彼女は私の後輩で、第二文学部生である。

馬場歩き、神楽坂上り、諏訪歩き、と色んな方面を散策した。サイゴには「死紺亭柳竹ひみつ基地」で、ボンヤリとした。

ウシさんは、サラダゼリーというダンスとドラマのサークルのコである。何と幹事長らしい。あわわ、って、まぁ「死紺亭兄さんの妹連合」なので、それぐらいのクラスの妹ぶんは集まるのである。

「サラダゼリー」の公式サイトは、こちらです。
http://www.geocities.jp/salad_jelly/

散歩の途中で、本屋さんに入り、ふたりで「シアターガイド」の乗越たかおさんのコラムを立ち読みスル。アーティスト写真(?)を見て、ウシさんは、「死紺亭さんと似てる。。」と言っていた。いや、眼鏡の感じとかがな。

あと、ウシさんとポエトリーの話もスル。まー、要するに、「ポエトリーって何?」という話題である。

これは相当むずかしい話題だ。現場に言ってもよくわからなかったりスル。

そのなかでも比較的活動的な大下さなえ(現・ほしおさなえ)さんのクラスの高いライブのレポートを今日は再録しようか。このライブのときは大下さんの旦那さまの東浩紀さんが物販でがんばっていたのが印象的だ。ともかく、以下はレポートです。

『time train 3 』

ポエトリーリーディング+エレクトロニックミュージック+映像のステージ。

2004年9月4日(土)19:00
2004年9月5日(日)14:00 18:00

詩 ほしおさなえ(旧・大下さなえ) 音楽 mol
映像 西島大介
リーディング 小菅真美前田千亜紀笹本優子・甲谷ひとえ・ほしおさなえ

”time train”シリーズは、今回までは、すべてカフェのイベントスペースなどの、オルタナティブ・スペースで、好評開催されてきた。

この3回目は、東京芸術劇場小ホール1という、本格的な劇場で行われた。
http://www.geigeki.jp/index.html

今後のポエトリーリーディング・シーンの試金石ともなる、意欲作である。


以下は「過渡期ナイト」レーベルのオフィシャルサイト「死紺亭兄さんの妹連合」からの拙文の転載です。
http://www.e-mile.com/cgi-bin/view_bbs.cgi?c_id=0684

はい。
2004年9月4日・5日、東京芸術劇場小ホール1にて、”time train 3 人工の砂浜で鳥が来るのをずっと待って”が開催されました。

劇場の場所は、マジのIWGP(池袋ウエストゲートパーク)ね。

これ、ほしおさなえ(旧・大下さなえ)さんのポエトリーリーディング+エレクトロニックミュージック+映像の会ね。
大下さんは、『ヘビイチゴサナトリウム』(東京創元社)というミステリーを出してから、名前を”ほしおさなえ”に改めたのね。
ちょうど、そのあたりで、「過渡期ナイト」レーベルメイトのるりちゃんと朗読会やってたので、よく憶えています。

3ステージやって、毎回プログラム変わったらしいんだけど、死紺亭が観たのは、土曜日の初日のステージ。
生憎の土砂降りの雨でしたが、にもかかわらず、お客様が集まっていました。ま、死紺亭も、そのヒトリだが。。
だって、観たいじゃーん(駄々っ子♪)。

西島大介さんの映像と、mol(内田さんと藤井さん)のエレポップの始まり方が好きだったな。
死紺亭は、タイムトレインはVol.1から、ずーっと張り付いて、見せて頂いていますが、今回、会場をシアトリカルに選択して、舞台映えしたのは、molというテクノ・ユニットだと思いますね。
テクノ・ミュージックに、必要不可欠な、良質な”正体不明性”がよく滲み出ていたと思います。

休憩明けてからの第2部からが、好きだったな。
「凪」という詩の朗読に、しゃぼん玉が浮かんでは消える光景が、とても切なくてよかった。
そしてラスト・ポエムの「あしたピクニックシートのうえで」。
作者のほしおさなえさん自身にも、いろいろあったという1995年を描写していく、まさしくタイムトレインの主旋律となる代表作。
バックの映像も、阪神大震災地下鉄サリン事件などがフラッシュバックしていって。
「詩」の持つ力と、劇場という形式が持つ”スーパーフラット”なある種の魔力が、巧くマッチングしていたと思います。

終演後、さなえちゃんと話せて。(新しい髪形が、すてきでした。。)

「死紺亭さん、これからも一緒に、ポエムしていこうねっ!」と握手してくれました。

よしっ! ほしおさなえちゃんっ!!
死紺亭もポエムしまくるから、お互い、がんばろうねっ☆



以上がレポートである。

今日、てあとろ50’おつかれさまでしたの中野嵩大くん(死紺亭と同郷♪)と立ち話していたのだが、彼が縁の深い劇団『帰ってきたゑびす』に、西岡兄妹短編シリーズというのがあった。(このダイアリーの4月27日参照。→それから、てあとろの劇評は、もうちょっと寝かしてから、書く。。)

その西岡兄妹とポエトリーでコラボレーションをしていたのが大下さなえさんである。

まったく世の中、狭いのか広いのか、わからない。。

ま、結局は夜の散歩から、すべては始まるということである。ちがうか。ちなみにウシさんも死紺亭も干支は丑だ。当然、兄さんがひと回り上だがな。はっはっはっ。

それでは会いたくなったら、いつでも来いよ。集合場所は「過渡期ナイトBBS@暫定版」だ。こちら。
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk

それではね。またね☆ チャオ♪