『文學界セルフ・コントロール・タワー』

はい。

文學界』2005年6月号(文藝春秋)が発売されています。こちら。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/

死紺亭もきのう高田馬場の書店で買って読みました。

昔はさ、どの文藝雑誌も活きのいい匿名批評があったんだけど、いま無いからね。
『群像』の「侃侃諤諤」も、最盛期に比べたら、全然ポテンシャルないもんね。

そんなワケの今日、日曜日は、文学界のセルフ・コントロールタワーBY死紺亭柳竹(しこんてい・りゅうちく)です。ま、初回なんで、ライト級で。では、どうぞ。


☆『巻頭の詩に就いて』


はい。

巻頭の詩が森川雅美さん!

あの文京区白山あたりの飲み屋では、死紺亭にさんざん迷惑をかけている酔いどれ詩人ですね。

詩のタイトルが「山越」。なんだかなー。
現在の彼の人生行路ですか?

途中の行に曰く、「君の払う代価は手元にはない」。
うーん、微妙だなー。それって慰謝料なのかな?
飲み屋の席で、しきりに死紺亭に、また訴えられたって言うしなー。くわばらくわばら。

それで24行目の最終行が、「女の子のふくらはぎに触れたい」。おいおい、飲み屋のセクハラ願望の詩なんですか?

だいじょうぶかなー、文學界??
ほんとうにいいのか、マサミ・モリカワで?

ま、巻頭詩のお座敷なんて、すぐに変わるし。
詩人の幇間芸の場所だしねー。

ちなみにモリカワというひとの批評は、和合亮一さんプロデュースのサイト「いんあうと」で読めます。こちら。
http://po-m.com/inout/

では、気を取り直して、本文を読んでみようー!


★『新人賞に就いて』


それから、第100回文學界新人賞の発表も!

はい、「受賞作なし」YO!

やっぱ選考委員から山田詠美姐さんが消えると、てんでオモロない。「顰蹙こそ文学」ですよ、アナタ!

ツジハラ・ノボル先生は、「信じられない結果」ですと。でも、残った作品は、モブ・ノリオの「介護入門」よりはいいらしいよ。

松浦寿輝さんは「印象が薄い」? うん、ご自分のことなのかな? この方は元詩人で80年代は吉田文憲さんと輝ける「麒麟」の同人だったんですが。ついでに芥川賞ですか。そんなもんだ。

浅田彰さんは「第百一回に期待する」。やっぱ頭のいいひとって、凡庸だよなー。はい、一生期待しましょう♪

川上弘美さんは「たくらみと思惑」。何、新入り選考委員でイキナリ媚びとたらしですか? 悪いけど、私のような末席の読書人含めて、あんたみたいなカマトトには構ってらんないのよ。ご自身の作を頑張って下され。

さ、待ってました! 島田のマッチこと雅彦!
選評タイトルが「門番の憂鬱」。さすがカフカ的。
よくは知らないが。
しかも島田先生の言うことにゃ、「下読みもするか」。
きゃーん、島田先生、勘弁してくださいよ!
「冬の時代」に突入と、この門番は言ってます。。

うーーむ。文学の冬は、辛そう。
こんなときに、ワセダが飼ってる綿谷は仕事しねーしなー。綿谷カレーなんて、もうないし。

ま、100回目の文學界新人賞はオケラでした。次、行ってみよう!


☆『北野武インタビューに就いて』


本日の最後に『カイエ・デュ・シネマ』六百号記念、北野武インタビューを。聞き手は蓮實重彦さんです。

北野氏は東京芸術大学教授ですね。

「時代劇では、恥ずかしくなく遊べる」とのことです。

指摘に拠れば「みんな〜やってるか!」から時代劇をやってると。そうそう、あの映画はホントにスターリング・チャンバラトリオ。3人組でないのにトリオです(苦笑)。

菊次郎の夏』は父親の映画である、と。武監督曰く「私の父は私を連れてどこかに行きたかったんじゃないか」。うん、切ないですね、そう言われると。

そのまんま東さんがこのあいだ8チャンネルの「こたえてちょーだい」とかって番組で、良い父親っぽくやってたのも、そういうコトなの?

どうだかね。あのひとがワセダ大学の社会人ネットワークのサークルでやってる飲み会出ると、学生は精神を病むって話だしね。現に、俺の知り合いのタカハシ名人とかってやつは、姿がみえなくなちゃった。
東さん、よくせき悪いことやってんだなー。マジで。

武さんが言うには、「東京の足立区」は「在日韓国人が住む地区」があるんですって。
俺も、むかし、付き合った彼女が在日だったから、そこらへんの問題はよくわかる。
梅島のポエトリーリーディングというのも、難しい場所で、難しいことをやっているのだ。

北野さんは俳優として、その幼少の経験を映画『血と骨』に生かしたそうです。

ま、日本のみなさんには馴染みのある話題をベースにした海外向けのインタビューでした。

映画は、むずかしいなー。以上、死紺亭の本日の素読みでした☆

と、まぁ、軽くこんなトコロだ。永澤護さんに拠る『菊次郎の夏』の批評はコチラで読めます。
http://plaza.rakuten.co.jp/zeroalpha/

曇天のつづく日曜日の連絡ボード及び待ち合わせ場所は、無論「過渡期ナイトBBS@暫定版」。帰宅部の諸君も立ち寄るように。
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk

それでは早稲田の死紺亭日常の始まりである。チャオ☆

『それから、母の日に関する私的な覚書』

きょうは、母の日、らしいね。

でも、ぼくにはトラウマばかりの記念日。

私・松下真己の義母は、父の後を追うように、突然死。
ロクな女じゃなかったけどね。

ぼくの生き別れている、実母は保ゆかり、と言います。
実の妹の名前は、高崎恵です。

私の実母のプロフィールは、こうです。

NHK経営委員会

保ゆかり オフィスピュア代表(平成14.12.22)
=コピーライターを経てオフィスピュア設立。自治体の総合計画策定等地域づくり政策、男女共同参画に関する条例・計画等女性政策に関するアドバイザー業務、人材育成事業に関する企画・実施イベントプロデュース等を行うとともに、フリーライターとしても活動。鹿児島市あきんど塾、鹿児島市のおかみさん会立ち上げにも参画。

どうです、お母さん、これが実の息子の執念ですよ。

きっと貴女に、ぼくのお嫁さんを紹介する日が来ますから。

その日まで、母の日は。お預けです。

ちなみにNHK経営委員会の顔触れの紹介のページは、こちらです。
http://www.janjan.jp/media/0502/0501313164/1.php

みなさん。他人の「日記」を読むというのは、実に、こういうことでありまして、また、それが「過渡期ナイト」のスタイルなのです。

それでは、当方への各種ご依頼はプロフィールをご覧下さい。ご連絡お待ち申し上げております☆