『父の三回忌。』

はい。『過渡期ナイト』レーベル代表の死紺亭柳竹です。

きょうは、私の父の三回忌です。

周忌と回忌って数え方がちがうらしい。どうでも良い話かも知れないですが。

なんだか知らないがきょうはお坊さんが走るのをよく見た。なんなんだろう。

私の父は盂蘭盆の近くに亡くなっていて、そういう人間は、ぼくの友だちの一人に言わせると”護られている”らしい。

なんだか不可思議な、でも得心の行く表現だ。

父の死の近辺では、私はこんなことをしていた、というコラムを再録。

死紺亭の眼
●死紺亭柳竹さん(喜劇人)2003年7月29日 1時33分34秒 E-mail: HomePage:

オープンマイク「Voice the Soul Sparkling」
Ben's Cafe  2003年7月20日

その日は、俺の親父の初七日だった。

オープンマイクには何の強制力もない。なにしろ集まった人間が自由に、詩を、言葉を、発表するのが「オープンマイク」だからだ。

俺は高田馬場一丁目の住民を10年以上つづけているし、これからも多分そうだ。いや、父とともに帰る場所を亡くした今ならば尚更。

俺はBen's Cafeにも早稲田松竹にもそんなには行かない。「距離」が近すぎて、逆に近寄れない、そんなアンバイだ。

でも、その日だけは、独りで居ることにやってられなくて、その場に足を運んだ。

MCの稀月真皓は即興詩人だ。
俺は彼女へ「初七日」という題を出した。
その単語も俺の事情も知らなかった彼女は、しかし、しばらくの沈黙のあと、美しい詩を語った。

いい夜だった。詩の力、声の力、言葉の力。
まだまだ信じていれる。まだまだ進んでいける。

以上が再録です。ま、人の死というのはいろいろ生き残ったほうが考えるものです。
父はあの世で元気にやっていると思いますよ。

さて、『過渡期ナイト』公式ホームページはこちらです。
http://katokinight.fc2web.com/

それでは、また。何卒!(←何それ、流行ってんの?)。チャオ☆