『本日、五月病ラストチャンス☆』

いづれ誰もが、年老いて。二度と元には戻りそうもない。はみだしっ子だったアイツも、普段のキミはいまじゃただのオバサンさ。

昔、そんなことをテーマにした芝居を観て、つぎのような劇評を書いた。
以下は再録である。

12 死紺亭の眼
●死紺亭柳竹さん(喜劇人)2003年5月20日 11時45分2秒 E-mail: HomePage:

劇団森公演「悲願花流れる温度」
2003年5月2日〜5日 早稲田どらま館

「シューカツ」という言葉が学生の用語として一般化したのは一体いつごろからの話だろう。「シューカツ」は「就職活動」の略語である。すくなくともバブル経済が本格的にぽしゃって、「就職氷河期」と言われだした時には、まだそのような用語は登場していなかった。むしろ「氷河期」であることが自明のこととして捉えられだし、学生の側にある種の賢明さが生まれてから、その奇妙な軽みと悟りを含意したコトバが浮上してきたように思う。
あたりまえだが、「アルバイト」や「フリーター」というコトバがそうであったように、「シューカツ」というコトバは、その音の軽みとは正反対の新しい社会的重圧に対応している。むしろ時代の要求する過酷な現実から眼をそらすために、その新しいコトバの響きが必要とされたとするのが筋であろう。
さて、渡會未帆が創作したこのドラマは、物語の主軸として、その「シューカツ」を置いている。それでは渡會のドラマは新しい現実に対応する新しいドラマになっているか。残念ながら、そんなことはない。それは渡會が「妊娠」や「恋人の死」というメロドラマに逃避しているからだ。ロマンティックであることはひとりの人間としては美質であるかも知れないが、ひとりの創作者としては逆ともなる。
(原文・死紺亭柳竹、入力責任・松本温子)
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13 info.
●広報マツモト@就活中さん()2003年5月20日 11時59分57秒 E-mail: HomePage:

死紺亭と縁があることにかけては早稲田では他の追随を許さない(ような気がする)劇団森さんのHPはこちら。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/4453/shin.html
更新したてみたいです。

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この打ち込みをやってくれていた妹ぶん1号の温子ボンも、いまじゃすっかり、忙しいを常套の言い訳で生きている気がスル。それは、切ない。

結局、自分の人生は、自分持ちってコトだ。最近じゃ、ニートだって。やれやれ。

そんなコトにいま気づいた貴女の駆け込み寺は、「過渡期ナイトBBS@暫定版」。コチラ。
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk

さ、五月病も、きょうがラストチャンス☆ 頑張れ、すべての青春時代!