『ECDの「ロンリーガール」が聴きたくて。』

ECDさんと言えば、あのHIPHOP兄さんである。死紺亭柳竹の感受性は、10代の終わりに彼に出会ってしまったことで決定したと言っても、強ち過言ではない。

ECD先輩のBBSはコチラである。敬礼しながら、アクセスっ!!
http://6627.teacup.com/ecdbbs/bbs

さて死紺亭はECD先輩の名曲『ロンリーガール』が好きである。

であるがゆえに、最近ちょっとした歌姫まがいの令嬢が『ロンリーガール』をカヴァーしているのを、有線で聴かされると、何とも不思議な、侘しい、寂しいキモチになってしまうのである。

筆者の友人に、一時期マンゴープリンを愛好していたiWATA氏という知る人ぞ知るHIPHOPライターがいる。彼は、著名な音楽雑誌に執筆している。

彼のホームページは、コチラである。えい!
http://iwatama.egoism.jp/

以前、iWATAさんと一緒に先輩のライブを観た事がある。以下はその記憶の残像のレポートである。読んで下さい。

イヨネスコの不条理演劇に『二人で狂う』ってのが、あるんだけどもね。きのう、イカれてステキなライブを観ちゃったので、そのライブレポートを!

初台にあるLiveBar『theDOORS』にての、”高価音集!”というタイトルのライブが、それ。

まず、トップバッターがタカツキさん。ほら、もうキテる感じがするでしょう? エレピアンにカズタケさん、そしてドラム、というチーム。
”細胞のjazz”(名盤『東京・京都・NY』収録)から、おだやかに、メロディアスに、あがっていくセットアップ。時に激しく、時にクールに、という全体の雰囲気がたまらない。ドラム・ソロもかなりキメてくれていた。
タカツキさんがMCで、映画『アイデン&ティティ』を観て、そのなかにDOORSが出てくる話を披露。「HIPHOPのひとも、観ていたほうがいい」とご推薦。死紺亭も、観とこー♪
全体として、トップバッターがホームランぐらいの勢いがあった。西陣レコード主宰、いい仕事しますね☆

さぁ、二番手がイルリメさん+カズタケさん!
この二人組は凶悪(☆)だったぞー、いい意味で!
激しい、激しい。特にイルリメ氏のマイクスタンド薙ぎ倒し、シンバルをわざわざ中央に持ってきてまでヘッドロックなど、初期衝動に溢れまくったステージングが素敵すぎる。もうボーカルも冴えまくり。
対する(!?)カズタケさんも負けていないのが、すごい。エレピアンごと倒れこむぐらいのスタイルは、ほんとイルリメさんをして「やりすぎ」と言わしめる勢い。また、イルリメさんのMCに突然、MCで絡みだし、「おまえ、誰や?」と言われる超SPOKEN WORDSっぷりまで披露。
いやぁー、激しく、エンターティナーだ。拍手です☆

そして、先輩ECD+イリシッドツボイ!!!!
もう凄い。ステージ開始まえに、PA関係のトラブルがあったのか、多少ピリピリした雰囲気があったが、はじまってしまえば、誰も観たことがない光景が舞台上に!
もうね、大げさじゃなく、このステージは世界の最先端のパンキッシュな瞬間があった。HIPHOPなんて、この際、関係ないから。ECD先輩自身も、「きょうは、ここまでの三組はインチキのHIPHOPです」と仰言っていたが、ある意味、強烈に説得力があった。
パンクスとかロックとかは、ジャンルでなく、精神のポテンシャルの問題である、ということを再認識。
イリシッドツボイ師のパフォーマンスを観ないで死んでいくのは、きみの勝手だが、本当に一回は観ておけと死紺亭は力説したい。兎に角、昨夜は伝説ド連発の勢いだったが、ぼくは少なくとも、頭の後ろでターンテーブルを回すDJはイリシッドツボイ師以外に観たことがない。
まちがいなく、これがターンテーブリスト! ターンテーブルが芸術でパンクスであるということを体現している。ヤバスギるっす。
ECD先輩のサックスも、泣けた。あそこまで行くとサックスの音色が、言葉に昇華していると思う。
両先輩、おつかれさまです。ありがとうございました。
そして、死紺亭柳竹というアーティストが10代の終わりに甚大な影響を受けたアーティストがECDという事実は誇りにしていきたいと改めて実感しました。

最後はシンクタンク。正直やりにくそうだった。
ぼくはHIPHOPはまったく門外漢だけれども、舞台を踏む人間としては、それはそうだろう、と思った。
但し、初見のぼくのような人間でも、充分楽しめるステージング。スモークをふんだんに使って、声に声が重なっていく有り様は面白かった。
またトラックがすごくお洒落。最後に舞台上にターンテーブルだけ残って、メロディが鳴り響く感じは、本当に好きでした。ぱちぱち。

と、以上、一人で盛り上がった死紺亭というひとの勝手な作文でした。
いや、みんなね、世の中には、まだまだスゴイことがステージで起こっているんだよ。
まだまだやめられねぇーな、ホントに! 一生過渡期☆

以上が貴重な(自分で言っちゃう)レポートでした。。さて、アクセスは現在のトコロは「過渡期ナイトBBS@暫定版」まで。(まだまだお宝埋まってるかもYO!)。☆彡
http://free2.milkypal.net/f-bbs/BA-1/freedom.cgi?mm=k_night&mode=bk

それでは、また。マンゴープリン・アライアンスに、乾杯っ!!